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7月31日(火)晴れ : ラワーグ


"ガスが足りない?"

今回、観測のターゲットの1つが、強い日射に起因して、毎日夕方から明け方にかけて発達する「日周期降水」の振る舞いを調べることである。こちらにやって来て以降、実際に夕方の雨を経験したのはわずかだが、目的であることに変わりはない。このため、普段ラワーグの気象台では、ラジオゾンデ観測を1日2回実施しているが、7月から8月にかけての集中観測期間中の2ヶ月間は1日4回に強化されている。そして、数日前の報告に書いた通り、我々は現在、異なる機種のラジオゾンデの精度確認のため、複数のゾンデを同時に放球する作業を行っている。つまり、それだけラジオゾンデを行うために、それを飛揚するバルーンに充填するガスも普段より多く必要となる。観測開始前に手配していたが、数日前に発生した豪雨による洪水で手配先がダメージを受け、あと1日分あるかどうかの事態が発生した。比較観測よりも1日4回の観測を優先しよう、そう話した矢先、台長さんから別の会社にコンタクトを取ってとりあえず1日分の2本を確保したとのこと。そしてその30分後にはトライシクル(3輪車)に2本載せて早速やってきた。そんなにすぐに手配できるものなのか?
結局心配したのも束の間、元の計画通りに比較観測も継続した。夜までも。
これまで実施した3機種の比較観測は計13回。予想通りの日射の影響を確認している。ところで、雨は降るのか? 


(ky)