東北マリンサイエンス拠点形成事業「海洋生態系の調査研究」- TEAMS

トピックス
「翠皓」漁場環境調査日報(8/20-8/22)
2012.09.03 トピックス
船舶名
調査実習船「翠皓」
期間
2012年8月20日~2012年8月22日
首席研究員
金子 健司(東北大学)

8 August

2012

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調査航海日報
2日目:
仙台湾から志津川湾にかけての海域における漁場環境調査

平成24年 8月21日(火)

昨日と同様、雲一つない晴天で強い日差しが照りつけている。本日は気仙沼湾の調査である。この調査は8月上旬に予定していたが、波が高く延期となっていた。 女川港 から気仙沼湾まで片道3時間弱。調査地点は2地点だけであるが、海が穏やかでも1日仕事である。
調査内容は、昨日の女川湾の調査と同様である。やはり、問題は採泥。気仙沼湾の海底は、粘土、砂、礫がモザイク状に分布しているのか、地点が少しずれると採泥器に入る基質が全く異なる。当然、 基質により 底生生物も変化する。毎回同じ場所で採泥できるかが今後の課題である。
調査を終了し女川港に戻ると日が傾き始めていた。残暑が厳しいが、秋の訪れが少しだけ感じられる光景である。
(by K.K)

  • 調査地点から岩井崎を望む。津波以降、潮吹き岩の潮の吹き上げが今ひとつになったとの話も。

    調査地点から岩井崎を望む。津波以降、潮吹き岩の潮の吹き上げが今ひとつになったとの話も。

  • 採泥風景

    採泥風景

  • 採泥器に入ってきた粘土が石のように固まったもの。中には穿孔性の二枚貝がみられた。

    採泥器に入ってきた粘土が石のように固まったもの。中には穿孔性の二枚貝がみられた。

  • 帰路の折、海上から女川町を望む。

    帰路の折、海上から女川町を望む。

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