イベント&セミナー

展示協力した主な博物館・科学館・水族館情報

日時
各館の情報をご覧ください
場所
同上
イベント&セミナー

JAMSTECが協力した主な博物館、科学館、水族館などでの常設展示を紹介します。
各館担当者のみなさんからイチ押しの見どころポイントを伺いましたので、参考にしてお出かけください。

※開館時間、休館日、入館料など詳細は各館の情報を直接ご確認ください。

八戸市水産科学館マリエント

はちのへ「ちきゅう」情報館/写真提供:八戸市水産科学館マリエント

八戸市水産科学館マリエントさんにお聞きした「おすすめポイント!」

“はちのへ「ちきゅう」情報館”は、地球深部探査船「ちきゅう」が試験航海で八戸港に寄港したことでご縁をいただき、平成19年12月1日に、当館3階展示室にオープンしました。「ちきゅう」の100分の1サイズ模型や試験航海で実際に使われたドリルビット等が展示。平成29年度のリニューアルを経て、半球型スクリーンに地球や惑星を投影し、立体的に表示する展示を更新し、世界に誇るJAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」の最新の研究データも展示されています。
(八戸市水産科学館マリエントさん談)

青森県八戸市大字鮫町字下松苗場14-33
http://www.marient.org/

つくばエキスポセンター

2階展示場/写真提供:つくばエキスポセンター

つくばエキスポセンターの齋藤さんにお聞きした「おすすめポイント!」

つくばエキスポセンターのおすすめ展示は、2階展示場にある「しんかい6500」の模型です。本物よりは一回り小さいのですが、それでも7メートルを超える長さをもつ大きな模型は迫力満点!SNS映えすることまちがいなしの、人気の高い展示です。
模型の中は「しんかい6500」が撮影した深海の映像が見られるシアターになっています。さまざまな海のいきものが次々登場する映像をとおして、深海のようすをお楽しみいただけますよ。
また、模型のまわりには、深海調査に実際使われていた「しんかい6500」のマニピュレーターや、アクリルで作られた分厚いのぞき窓も展示されており、深海研究のようすを感じてもらえるようになっています。
(つくばエキスポセンター 齋藤さん談)

茨城県つくば市吾妻2-9
https://www.expocenter.or.jp/

国立科学博物館

地球館2階 常設展示「日本の海洋研究-地球最後のフロンティア「海」への挑戦 見えてきたものとは-」/写真提供:国立科学博物館

国立科学博物館の谷さん(地学研究部・研究主幹)にお聞きした「おすすめポイント!」

地球の表面の7割を占める海ですが、海洋研究の歴史はまだ浅く、人類が海について知っていることはほんの一部です。本展示では、日本の深海や海底面下の調査技術や研究成果、現在直面している海洋プラスチック問題、次世代エネルギー問題などについて紹介しています。
このエリアの主役は日本の深海調査の中核を担ってきた有人潜水調査船「しんかい6500」の1/2模型です。でもその隣に展示している潜航服にも注目してください!
「しんかい6500」運航チームを率いる一番偉い人(司令)が着用している本物をお借りしています。隣には前司令が「しんかい2000」時代に着用されていた潜航服も展示していますが、どちらも超レアな展示品です!新旧の潜航服を比べると、素材の進化や、使いやすくするために施された様々な工夫が分かるかもしれません。
(国立科学博物館 谷さん談)

東京都台東区上野公園7-20
https://www.kahaku.go.jp/

日本科学未来館

5階常設展示「“ちり”も積もれば世界をかえる」/写真提供:日本科学未来館

日本科学未来館の山川さんにお聞きした「おすすめポイント!」

日本科学未来館の5階常設展示「“ちり”も積もれば世界をかえる– 宇宙・地球・生命の探求」は、私たち人類がはるか昔から宇宙や地球、そして生命に関心を抱き、謎を解き明かそうとしてきた営みを体感できる展示です。今まさに新たな発見を生み出そうと挑み続けている研究例として、地球深部探査船「ちきゅう」、惑星探査機、大型望遠鏡を紹介しています。展示では、「ちきゅう」のアジマススラスタの等身大パネル、1/2000縮尺した約10cmの船体から延びる高さ5mのドリルパイプの模型、研究者の動画などから、研究の壮大さと繊細さが感じられます。好奇心を積み重ねて「世界をとらえる見方」を更新していく研究者の挑戦に触れることで、みなさんの好奇心もくすぐられることでしょう。
(日本科学未来館 山川さん談)

東京都江東区青海2-3-6
https://www.miraikan.jst.go.jp/

三菱みなとみらい技術館

海ゾーン/写真提供:三菱みなとみらい技術館

三菱みなとみらい技術館の伏見さんにお聞きした「おすすめポイント!」

海ゾーンでは、水深6,500メートルまで潜水することができ全世界の約98%の海底調査を可能にした有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大分解模型を展示しています。マニピュレータなど搭載している機材や部品も再現され、球形の耐圧殻に守られたコックピットの様子も観察ができます。
地球深部探査船「ちきゅう」の大型模型も展示。掘削の仕組みや船内の様子を、ドリルビットの実物展示や映像で詳しく紹介しています。
他にも海に関するクイズやゲームで遊べるタッチパネルや、「しんかい6500」の潜水から浮上のプロセスを上映する大型スクリーンでの体験展示を通じて最新の調査・研究を紹介。海洋開発を楽しく学ぶことができます。
(三菱みなとみらい技術館 伏見さん談)

横浜市西区みなとみらい三丁目3番1号 三菱重工横浜ビル
https://www.mhi.com/minatomirai/

新江ノ島水族館

深海I~JAMSTECとの共同研究~(左)、深海II~しんかい2000~(右)/写真提供:新江ノ島水族館

“えのすい”スタッフさんにお聞きした「おすすめポイント!」

JAMSTECのみなさんと、日本で初めてとなる深海生物の長期飼育法に関する共同研究をおこない、そのようすを逐次展示で公開、深海研究の最前線を紹介しています。
深海の中でも極めて特殊な「化学合成生態系」で生きる深海生物を飼育研究する専用水槽を開発し、深海底で見られる「湧水域」「鯨骨生物群集」「熱水噴出域」を再現しています。
また、日本初の本格的な有人潜水調査船で、20年以上にわたり数々の研究成果をもたらすとともに、日本の深海研究の飛躍的な発展に貢献した深海ファン憧れの「しんかい2000」の実機も展示しています。コックピットのようすや深海調査研究の歴史など、深海に関するリアルな情報をいつでもご覧いただけます。
(“えのすい”スタッフさん談)

神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
https://www.enosui.com/

名古屋市科学館

理工館6階「最先端科学とのであい」/写真提供:名古屋市科学館

名古屋市科学館学芸員の木田さんにお聞きした「おすすめポイント!」

当館の理工館6階は、地球環境や宇宙開発に関する最先端科学をテーマにした展示室です。
その展示室の中の「ボーリングコアステーション」では、2023年3月に展示内容を新しくしました。何が変わったかというと、写真に写っているこちら。冷蔵ケースの中に展示しているコア試料です。
このコア試料は、高知コアセンターから展示のためにお借りしているもので、実は1年に1度、入れ替えをしています。現在は、ベーリング海を掘削したコア試料とインド洋を掘削したコア試料を展示中です。それぞれ、気候変動の指標として氷山や海氷の拡大・縮小を示す”IRD”を含んでいたり、ヒマラヤ山脈の形成の歴史を残していたりと、とても興味深いコア試料です。
「ボーリングコアステーション」には他にも、回転寿司のようにレーンを回るコア試料を手元に引き寄せて、どのようなものかを学ぶことのできる展示もあります。全体をあわせて見ると、冷蔵ケースはまるでお寿司のネタの入ったケースのよう…。
ケースの中には新鮮なネタが入っておりますし、同じフロアには、地球深部探査船「ちきゅう」の模型の展示、さらに科学館の屋外展示として、深海の無人探査機「ドルフィン3K」の展示もあります。
ぜひみなさん名古屋市科学館へ“地球”について学びにきてくださいね!
(名古屋市科学館学芸員 木田さん談)

愛知県名古屋市中区栄2-17-1 白川公園内
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/

大阪科学技術館

大阪科学技術館の名誉館長「テクノくん」と展示エリア/写真提供:大阪科学技術館

大阪科学技術館の名誉館長「テクノくん」にお聞きした「おすすめポイント!」

大阪科学技術館は、大阪の中心にある大阪市西区靭本町にある科学館です。
JAMSTECのブースをはじめ、くらしの中で活かされている産業技術や宇宙・量子などを紹介する28ブースからなり、体験型の展示物で体を動かしたり、ゲームやクイズで考えながら学ぶことができ、小さなお子様から大人まで楽しめます。
JAMSTECブースでは、深海の生物や「しんかい6500」の模型などまるで深海に探検に来たようでワクワクします。
また2年に1度展示改装を行い、常に最新の科学技術を紹介し、「いつ来ても新しい発見」があります。入館は無料で、隣接する靭公園は四季折々美しい花が咲いています。是非遊びに来てくださいね!
(大阪科学技術館 名誉館長テクノくん談)

大阪府大阪市西区靱本町 1 8 4
http://www.ostec.or.jp/pop/

(順不同)