SDGs応援活動を続けているハローキティのオンライン取材にJAMSTEC中嶋亮太副主任研究員(海洋プラスチック動態研究グループ)らが協力。房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の深海平原を有人潜水調査船「しんかい6500」を使って調査を実施した様子や、海底に大量のプラスチックごみが集積している様子などをハローキティに紹介しました。
この様子はハローキティ公式YouTubeチャンネル「HELLO KITTY CHANNEL(ハローキティチャンネル)」で6月8日の「世界海洋デー」に公開されました。
【海洋プラスチック問題とは?】
プラスチックは生物に分解されないことから生態系への影響が懸念されており、世界各国が海洋ごみ汚染の実態把握や排出防止に向けて動いています。毎年1,000万トンを超えるプラスチックごみが海洋に流入し続けていますが、実際に海面に浮かぶ量はわずか数十万トンに過ぎません。残りの大部分は表層から姿を消し行方不明であり、深海底がプラスチックごみの最終的な集積地と考えられていますが、その実態はよくわかっていません。
JAMSTECは科学的知見を深めるためのデータ収集、そして、まだ見ぬ場所にある海洋プラスチックを見つけるなどの研究開発を進めることでSDGsの目標達成に貢献していきます。
【もっと詳しい研究成果は?】
房総半島沖の水深6,000m付近の海底から大量のプラスチックごみを発見 ―行方不明プラスチックを探しに深海へ―