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おすすめ映像

ベテランパイロットたちが潜航体験のなかで出会った、不思議な深海の光景、生きものなど、パイロット自らおすすめする映像をご紹介します。

第1弾は「しんかい6500」前潜航長の吉梅 剛です。

吉梅 剛

吉梅 剛
「しんかい6500」前潜航長

潜航回数:319回
初潜航:1990年3月23日(駿河湾)

1968年生まれ。広島出身。商船高等専門学校を卒業後、当時の海洋科学技術センター(現:(独)海洋研究開発機構)に入所、建造所である三菱重工業から引き渡しを受けたばかりの潜水調査船「しんかい6500」の整備士兼pilotとなる。

 

海底に咲く美しき「ダリア」

■1992年9月5日「しんかい2000」 DIVE644 日本海石川県 橋立沖 280m

ズワイガニの調査に赴いた「しんかい2000」が目撃した一輪のダリアの花。その名も「ダーリアイソギンチャク」美しき海底の花がみせる驚きの生態とは!

なぞの巨大魚

■1993年6月27日 「しんかい2000」 DIVE687

突如潜水船の前に姿を現した“なぞの巨大魚”果たしてその正体は、そしてその目的は!迫りくる巨大魚、どうするしんかい!

深海に生まれしもの

■1994年11月15日 「しんかい6500」 DIVE254 東太平洋海膨(EPR)

「しんかい6500」が海底へのアプローチ中に発見したのは、小さな白いカニだった。自分の子孫を残すために小さな母ガニが見せた神秘的な行動に、百戦錬磨のPilotもその姿に目が釘付けだ。

またしてもユノハナガニが

■1994年11月15日 「しんかい6500」 DIVE254 東太平洋海膨(EPR)

深海に暮らすカニなどのいきものが、おなか一杯になるまで食事ができるのは極めてまれなことだ。だが、この日「しんかい6500」が見たものは、ユノハナガニにとっては「マグロ祭り」とでもいうべき光景だった。

逃げる潜水船、喜ぶ研究者

■1995年11月6日 「しんかい6500」 DIVE308 マヌス海盆 (Vienna Woods)

目前に迫る高温の熱水を噴出する巨大なチムニー。果敢に潜水船でチムニーへアタックする見習いパイロットが取った行動が、潜水船と研究者にとって、思わぬ事態を巻き起こす!

書籍『ぼくは「しんかい6500」のパイロット』(吉梅 剛/著)で、動画の内容を詳しくご紹介しています。

こぶし書房より、『ぼくは「しんかい6500」のパイロット』が発売されます。

「しんかい6500」前潜航長の吉梅 剛が、319回にのぼる潜航体験のなかで出会った、謎に満ちた深海の光景、驚異の生きものたち、恐るべきトラブル、そしてなによりも日本の技術の粋を集めた「しんかい6500」への愛――。地球の神秘に挑むJAMSTECクルーたちの姿を情熱とともに書き下ろした1冊です。

中川翔子さんが推薦!
ありえない奇妙な生き物がいっぱい!
深海に行った人は、宇宙に行った人の数より少ない!
宇宙と同じくらい謎とロマンに満ちている深海!最先端の科学と人類の勇気で、毎日のように発見されてゆく深海の不思議に興味深々!

・出版社:こぶし書房
・発売日:2013年7月10日
・価格:1,890円(税込)

>>ぼくは「しんかい6500」のパイロット(こぶし書房)