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8月1日(土)


"「みらい」航海開始!"

前日までの梅雨空とはうって変わり、今日は朝から良い天気となりました。東海地方や関東甲信地方では梅雨明け宣言もなされたそうです。
そのような、天候の季節進行としては節目の日の朝9時、研究船「みらい」は静岡市の清水港から出港し、一路、西部熱帯太平洋へと航走をはじめました。YMC-BSM 2020集中観測の要、「みらい」MR20-E01航海のはじまりです。
本航海では、パラオの北方海域に約1ヶ月間滞在して大気・海洋物理観測を行い、雲活動や海洋構造、大気海洋相互作用に関するいろいろなデータを取る予定です。
7月は、台風がひとつも発生しないなど、西部熱帯太平洋では雲活動があまり活発ではない月でした。その間、雲活動をもたらすエネルギーが使われずに蓄えられ続けたことになります。この蓄えられたエネルギーが定点期間中に解放されて雲活動が活発化するのではないか? そうすると、興味深い現象をたくさん観測で捉えられるのではないか? と今から期待が膨らみます。
航海は、もちろん安全第一です。特に今航では、新型コロナウイルス感染症が収束の兆しをみせない現状を受け、感染症対策にも万全を期して観測に臨んでいきます。
(SY)