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海洋工学センター

センター長ご挨拶

私達の海洋工学センターは、次世代に必要とされる技術・システムを開発する海洋技術開発部、研究船・潜水機器等の既存のインフラと新たに開発されるシステムの実運用を推進する運航管理部に加え、海洋工学センターが一体となって有機的に機能するように舵取りをするセンター直属の企画調整グループ、さらに東北海洋生態系調査研究船の建造を担う海洋研究船建造室から構成されています。

海洋研究開発機構は、「理学」「科学」と「工学」「技術」という両輪がひとつの機構の中で連携して活動しているということが大きな特長ですが、海洋工学センターはその片方を支える組織として、海洋研究開発の進展に向けた新しい技術・システムの開発と、6隻の研究船と有人潜水船・無人探査機・各種観測機器を運用しての海洋大気、海表面、海中、深海底までの立体的なエリアで4次元に亘る調査・観測を行っています。さらなる高度化を目指した先端的・基盤的な開発を成し遂げることも重要な技術であり、また、既存のシステムを適切に整備・改良しつつ所期の成果を上げるように運用することも重要な技術です。海洋工学センターはその両方の技術を担っており、センター内の各部門が連携して総合的な力を発揮し、社会からの期待に応えられるよう努めているところです。

海洋科学技術の一層の向上を図ることにより、海洋における多様な分野で新しい調査・観測システムを構築するだけではなく、一昨年の大震災を教訓にした地震・津波から人的被害を軽減し社会資産を守る防災・減災にも役立て、また、領海と合わせて世界第6位の面積を持つ我が国の排他的経済水域内における海洋鉱物資源・エネルギー資源調査にも貢献できるものと考えています。

新たに自律式無人探査機(AUV)3基が加わり、また、遠隔操作型無人探査機(ROV)も建造中です。さらに、今年は新研究船が完成します。これらも運用し、新たな技術開発にも取り組んでいる海洋工学センターが日本の海洋技術発展の核になることを目指しています。これまで永年に亘って培われた技術を継承していくためにも、長期的な視野を持った技術開発と、次の世代を担う人材の育成にも取り組んで行く所存です。

私共の活動を広く外部にお知らせして皆様にご理解いただくことにも努めてまいります。皆様の一層のご指導とご支援を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

 

平成25年2月

海洋工学センター長

磯 芳男