new2026年2月25日までの黒潮「短期」予測 (2026年2月6日発表)

  • JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
  • JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)

を行っています。

ここでは2月25日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。

現状と予測

図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した2月5日・2月15日・2月25日の黒潮の状態です。

黒潮は八丈島付近を流れています(図1 C)。 八丈島から房総半島まではS字に北上しています(C→B→A、図5も参照)。潮岬(E)、室戸岬(F)で黒潮が接岸しています。足摺岬では黒潮がやや離れていますが暖水が伸びています。

黒潮は、長期的には八丈島の北を流れるようになると予測していますが、しばらくは八丈島を南北に動きそうです(図2~3)。房総半島では黒潮が離岸すると予測しています(A,B 図2~3)。潮岬(E)と室戸岬(F)では接岸が続く見込みです。足摺岬(G)で接岸へ変化すると予測しています。

図4は2月5日午前9時から2月25日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。

Fig1
図1: 2026年2月5日午前9時の予測値。矢印(ベクトル)は海面近くの流れの向き(メートル毎秒, 長いほど速い流れ)、色は海面温度(°C) 。1度ごとの等温線も薄く加えた。青丸()が八丈島の位置。クリックすると拡大します。

 

図2: 図1と同様。ただし2026年2月15日午前9時の予測値。

 

Fig3
図3: 図1と同様。ただし2026年2月25日午前9時の予測値。

 


図4: 2026年2月5日午前9時から2月25日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。

今週のハイライト: 八丈島から房総半島への黒潮

図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た、人工衛星「ひまわり」で観測された2月5日の海面水温です。

八丈島の付近を黒潮が流れ、八丈島周辺は水温が高くなっています。八丈島から房総半島へはS字に黒潮が北上し、房総半島をかすめ、北東へ流れ去っています

Fig5
図5: 2月5日(リンク)の一日平均の人工衛星「ひまわり」観測の海面水温(色)(①で指定)。水温の色の範囲を5~25度とした(②で指定)。

 

 



JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。