- JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
- JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)
を行っています。
ここでは6月9日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。
現状と予測
図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した5月20日・5月30日・6月9日の黒潮の状態です。
黒潮は八丈島の北を流れています(C, 図1)。 房総半島に黒潮が近づいています(B)。潮岬(E)、室戸岬(F)、足摺岬(G)で黒潮が接岸しています。九州南東では小蛇行が見られます(H)。
東海沖では、黒潮から分岐した反流が存在し(D)、岸に暖水が近づいています。
房総半島に黒潮が近づくことで相模湾に暖水が流入しやすい時期がありそうです(C 図2)。八丈島の南を流れることはなさそうです。
潮岬(E)・室戸岬(F)では接岸が続く見込みです(図2~3)。小蛇行は北に移動する予測です(H)。小蛇行が近づいてくると足摺岬で離岸してくることが予測されます(図3, G)。
夏に向けて水温が全体的に上昇します(図1~3)。
図4は5月20日午前9時から6月9日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。



図4: 2026年5月20日午前9時から6月9日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。
今週のハイライト:四国付近の黒潮
図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た、人工衛星「ひまわり」で観測された5月19日の海面水温です。
黒潮本流が足摺岬と室戸岬に近づいています。そこから暖水が波及している様子(矢印)がうかがえます。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年6月9日までの黒潮「短期」予測 (2026年5月20日発表)