- JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
- JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)
を行っています。
ここでは7月28日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。
現状と予測
図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した7月8日・7月18日・7月28日の黒潮の状態です。
黒潮は八丈島の北を流れています(C, 図1)。 房総半島・伊豆半島に黒潮が近づいています(B, C)。潮岬(E)、室戸岬(F)では黒潮が接岸しています。九州南東では小蛇行が見られます(H)。小蛇行が四国に近づくことで、足摺岬(G)では離岸しています(図5も参照)。
潮岬(E)では接岸が続く見込みです(図2~3)。小蛇行は下流に移動する予測ですが、減衰していきます。そのため室戸岬での離岸は小さく(F, 図2)、足摺岬では接岸していきます(G)。
黒潮は八丈島に近づきますが、八丈島の北を流れる接岸流路が続くと予測しています(図3, C)。房総半島でも接岸が続きます(B)。伊豆半島では黒潮が離れると予測しています。
真夏に向けて水温が全体的に上昇します(図1~3)。
図4は7月8日午前9時から7月28日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。



図4: 2026年7月8日午前9時から7月28日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。
今週のハイライト: 足摺岬と黒潮
図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た、人工衛星「ひまわり」で観測された7月7日の海面水温です。
温度の高い黒潮と足摺岬の間はやや低温になっており、黒潮が足摺岬から離岸していることを示唆しています。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年7月28日までの黒潮「短期」予測 (2026年7月8日発表)