new2026年9月16日までの黒潮「短期」予測 (2026年8月28日発表)

  • JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
  • JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)

を行っています。

ここでは9月16日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。

現状と予測

図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した8月27日・9月6日・9月16日の黒潮の状態です。

黒潮は八丈島の北を流れています(C, 図1)。

黒潮は、房総半島からやや離れ、伊豆半島からも離れています(B, C)。潮岬(E)、室戸岬(F)、足摺岬(G)では黒潮が接岸しています。

南には台風18号の影響で低下している海域があります(I, 図5も参照)。

潮岬(E)から足摺岬(G)では接岸が続く見込みです(図2~3)。

黒潮は八丈島に近づきますが、八丈島の北を流れる接岸流路が続くと予測しています(図3, C)。房総半島(B)に黒潮が近づく予測になっています(図3)。伊豆半島と黒潮は離れていそうです(C)。

低下した水温が広範囲に広がると予測しています(図2~3)。

図4は8月27日午前9時から9月16日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。

Fig1
図1: 2026年8月27日午前9時の予測値。矢印(ベクトル)は海面近くの流れの向き(メートル毎秒, 長いほど速い流れ)、色は海面温度(°C) 。1度ごとの等温線も薄く加えた。青丸()が八丈島の位置。クリックすると拡大します。

 

図2: 図1と同様。ただし2026年9月6日午前9時の予測値。

 

図3: 図1と同様。ただし2026年9月16日午前9時の予測値。

 


図4: 2026年8月27日午前9時から9月16日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。

今週のハイライト: 台風18号

図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た海面水温で、人工衛星「ひまわり」による8月27日の観測値です。

台風18号が通った後に水温低下が見られます。

Fig5
図5: 人工衛星「ひまわり」による8月27日(リンク)の海面水温(色、①で指定)の観測値。色の範囲を25~31度とした(②で指定)。

 



JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。