new2026年10月6日までの黒潮「短期」予測 (2026年9月17日発表)

  • JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
  • JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)

を行っています。

ここでは10月6日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。

現状と予測

図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した9月16日・9月26日・10月6日の黒潮の状態です。

黒潮は八丈島の北を流れています(C, 図1)。

黒潮は、房総半島からやや離れています(B)。伊豆半島からも離れていますが(B)、伊豆半島に向かう流れがあります(図5も参照)。潮岬(E)、室戸岬(F)、足摺岬(G)、九州東岸(H)では黒潮が接岸しています。

台風の影響で海面水温が大きく下がると予測していますが(図2~3)、これは実際の台風次第なので、JAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで最新の予測をご覧ください。

潮岬(E)から足摺岬(G)では接岸が続く見込みです(図2~3)。

黒潮は八丈島に近づきますが、八丈島の北を流れる接岸流路が続くと予測しています(図3, C)。

伊豆半島からは黒潮が離れそうです(図3)。房総半島では黒潮が近づくと予測しています(図2~3, B)。

図4は9月16日午前9時から10月6日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。

Fig1
図1: 2026年9月16日午前9時の予測値。矢印(ベクトル)は海面近くの流れの向き(メートル毎秒, 長いほど速い流れ)、色は海面温度(°C) 。1度ごとの等温線も薄く加えた。青丸()が八丈島の位置。クリックすると拡大します。

 

図2: 図1と同様。ただし2026年9月26日午前9時の予測値。

 

図3: 図1と同様。ただし2026年10月6日午前9時の予測値。

 


図4: 2026年9月16日午前9時から10月6日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。

今週のハイライト: 東海から関東沿岸

図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た人工衛星「ひまわり」観測による9月13日の海面水温です。

和歌山県東岸は暖かく、伊豆半島南も暖かく、その間は相対的に冷たく、房総半島近くも冷たいという様子になっています。

Fig5
図5: 人工衛星「ひまわり」観測による9月13日一日平均海面水温(リンク)(色、①で指定)。色の範囲を20~31℃とした(②で指定)。

 



JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。