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数理科学・先端技術研究開発センター(MAT)

研究者紹介

有木 健人(Taketo Ariki)

副主任研究員
国立研究開発法人 海洋研究開発機構
数理科学・先端技術研究開発センター

〒236-0001 神奈川県横浜市金沢区昭和町 3173-25
arikitaketo_at_jamstec.go.jp


Short CV

主に、空気や水の複雑な流れ(乱流)をテーマとして、理論と数値計算を用いた研究に取り組んでいます。

Employment

2015年4月〜2015年9月 名古屋大学 エコトピア科学研究所研究員
2015年10月〜2018年3月 名古屋大学 未来材料・システム研究所研究員
2018年4月〜2018年5月 核融合科学研究所 COE研究員
2018年6月〜2022年3月 東北大学大学院 工学研究科航空宇宙工学専攻 助教
2022年4月〜2025年3月 筑波技術大学 産業技術学部産 業情報学科 助教
2025年4〜現在 海洋研究開発機構 数理科学・先端技術研究開発センター 副主任研究員

Education

2011年4月〜2014年9月 東京大学大学院 理学系研究科物理学専攻 博士課程

Research Topics

— 乱流輸送の統計理論 —
大気や海洋においては、化学物質や熱、粉塵や雲粒子など、様々な量が乱流によって輸送されます。大気海洋分野における乱流輸送は、非常に複雑な時空間構造を持つため、直接数値計算や実験観測のみで全てを解き明かすことは困難です。そこで私は、現在の直接数値計算と実験観測が及ばないほど大規模な乱流輸送を、演繹的統計理論とデータ解析によって解き明かすことを目指しています。一例として、大規模乱流中の移流スカラー場のスペクトルの理論予測を下図に示します。全スケール幅は約8桁、Schmidt数は最大で100000におよび、慣性移流領域(∝ k-5/3)と散逸移流領域(∝ k-1)が鮮明に捉えることに成功しました。
numerical granular rock box simulation

Publications