理事長メッセージ
Message
理事長メッセージ
『果てしない』海と地球の謎に、共に挑む仲間を探しています
2026年4月1日、新たに理事長に就任した河村です。
私はこれまで25年以上にわたり、大学の研究機関で海洋生態学の研究を続けてきました。特に、東日本大震災の前後には三陸沿岸で継続的な調査を行い、津波による壊滅的な被害と、そこから力強く再生していく自然のプロセスを現場で目の当たりにしました。長年のフィールドワークを通じて得た確信、それは「地球というシステムは常に激しく変動しており、その真の姿を理解するには、世代を超えた長期的な視点が不可欠である」ということです。
激動の時代と、JAMSTECの新たな航海
今、気候変動をはじめとする地球環境問題は待ったなしの状況にあります。今年度、JAMSTECの新たな指針となる「第5期中長期計画」がスタートし、新たな北極域研究船「みらいⅡ」の竣工という大きな節目も控えています。
その一方で、我々を取り巻く環境は決して平坦なものではありません。物価高騰に伴う厳しい予算状況や、昨今の国際情勢の緊迫化による研究船の燃料不足など、組織として直ちに向き合い、乗り越えなければならない「リアルな壁」が立ちはだかっています。
なぜ今、「新しい力」が必要なのか
こうした未曾有の環境下で、私たちが皆さんのような「新しい力」を強く求めているのには理由があります。それはJAMSTECがこれまで培ってきた海洋地球科学で、これから起こり得る様々な社会課題をより精緻に予測し、立ち向かっていく新たなフェーズを迎えているからです。
このパラダイムシフトには、過去の成功体験や既存の常識は通用しません。与えられた計画をこなすのではなく、将来を見通し、組織の常識を覆す起爆剤となってくれるような力ある人材を求めています。
職種の垣根を越えたチームの力
JAMSTECでは、研究職・技術職・事務職と様々なバックグラウンドを有する職員がフラットに意見を交わし、共に業務に励んでいます。
若い皆さんが入構直後から大きな裁量と責任を持ち、研究者や役員と対等に議論を戦わせるチャンスがあちこちに転がっています。
私の信条、そして皆さんへ
私の信条は、「何事もとにかく楽しむこと」です。
自然を相手にする仕事も、組織を動かす仕事も、思い通りにいかないことの連続です。しかし、困難な状況さえもチームでアイデアを出し合い、誰も見たことのない景色を社会に届けるプロセスに変えていく。その喜びを、ぜひ皆さんと分かち合いたいと思っています。
未知なるフロンティアを前に、自分の限界を決めずに挑戦したい方。
ぜひそのような方にJAMSTECの門を叩いていただきたいと思っています。
皆さんにお会いできることを心から楽しみにしています。共に新たな未来を作り上げていきましょう。
2026年10月1日
国立研究開発法人海洋研究開発機構 理事長
