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職員紹介

研究プラットフォーム運用開発部門(MarE3)企画調整部予算経理グループ

事務系

研究プラットフォーム
運用開発部門(MarE3)
企画調整部予算経理グループ

2018年 入社

京都大学大学院 農学研究科 応用生物科学専攻(海洋環境微生物学分野)
研究内容:ヒトデの体液に生息する微生物の研究

PROFILE

船舶・探査機器の運用及び開発を担当するMarE3において、地球深部探査船「ちきゅう」の船舶運航委託契約管理、「ちきゅう」に関連する実行予算の管理、研究者が獲得した外部資金に関する調整・管理などを担当しています。

CAREER STEP

  • 2018年度
    旧地球深部探査センター(CDEX)企画調整室へ配属
  • 2019年度
    組織統合により研究プラットフォーム運用開発部門(MarE3)企画調整部予算経理グループへ異動
  • 現在に至る

志望動機

私は静岡県出身で、小さい頃から海が好きでした。高校に通っていたある日、ふと見た通学電車の窓から清水港に浮かぶ大きな櫓のようなものを見つけ、あまりにも気になり調べてみると、それは地球深部探査船「ちきゅう」という船だということ。そしてその船の持ち主であるJAMSTECという海洋に関する研究機関があることを知りました。その時、これまで就職のことなど考えたことはなかったのですが、直感的に「ここだ!」と思いました。ここに行けば、好きなものと一生関わっていけると。
その後大学ではJAMSTECで研究すべく海洋に関する勉強・研究をしていましたが、どうやら私がしたいことは研究そのものでなく、研究をサポートしていくことだと気づきました。だからこそ、研究者ではなく事務系職員として、今ここにいます。そして幸いにも、憧れの「ちきゅう」に携わる仕事を任せていただいています。

現在の仕事

入職1年目で一番印象に残ったのは、「ちきゅう」の老朽化対策費用の予算要求です。船舶は5年に一度定期検査をすることが法律で決められています。それは「ちきゅう」も例外ではありません。また「ちきゅう」は15歳で老朽化が進行しており、非常に大きく、掘削設備を持った特殊な船なので、安全に航行するためには莫大な費用がかかりますが、これらの費用は国に対し予算要求しないといけません。
予算要求の際、経営企画部企画課には国から様々な質問が寄せられ、中には現場でないと答えられない内容も多々あります。技術者でないとわからない質問は自部署内の関係者に回答を依頼、各種調整が必要になります。
中には「午前中に回答を出さないと予算がつかなくなる?」といったものもあり、時間の制約がある業務も。ちなみに記憶にある最短依頼は「5分以内」でした。
1年目で色々な事柄がわからない中、知識が足りず資料が作れなかったり、誤った資料を提出してしまったり、本当に色々失敗しました。その度に悩みもしましたが、上司、先輩、技術部の方々が全力でフォローくださり、本当に心強かったです。結果、無事希望していた予算がつき、2020年に「ちきゅう」の定期検査をクリアすることができました。

やりがい

入職前は、JAMSTECは民間の企業ではないので、商品の営業や売上など、事務方の成果は無いと思っていました。なので、事務職は何をモチベーションに頑張っているのだろう?と疑問に思っていました。
ですが、業務である船舶運航の現場サポート業務は、新聞などで取り上げられるような研究成果を生むためには必須ですし、船舶や探査機が無ければ生まれなかった研究成果はたくさんあります。
実際自分が研究するわけではないですが、「私たちが頑張らなきゃこの成果は生まれてないのだな」と、今は事務職としてのモチベーションを感じ仕事をしています。
学生時代にやりたいことだった研究サポートが日々できている満足感がありますし、より良い研究成果が生まれるように、MarE3として、私個人としてできることはないか、を日々考えています。

  • 今後の夢

    現場の事務職として業務に従事するにあたりもどかしく感じることは、事務と研究者・技術者、管理部署と現場部署など、お互いの事情が分からないが故に、すれ違ったり、業務に支障が生じることがあることです。今の部署ではなるべく、研究者・技術者のみなさんの事情を理解し、さらに研究内容や技術内容を理解するように努め(難しいことがいっぱいなので、完全に理解することは無理なのですが…)、できるかぎり相手に歩み寄って、業務が円滑に進められるように心がけています。私は一番初めに配属されたのが現場部署だったので、今後は管理部署もジョブローテーションで経験すると思いますが、管理部署に異動した際には、できる限り現場部署の事情を配慮し理解しながら、どの職種の方も気持ちよく仕事ができるような職場環境を作っていけたらと思っています。

※インタビュー内容は2021年2月時点のものです。

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