エルニーニョもどき現象とは?

エルニーニョもどき現象は、熱帯太平洋で見られる気候変動現象で、エルニーニョ現象とは異なる現象です。エルニーニョ現象は、熱帯太平洋の東部で海面水温が平年より温かくなりますが、エルニーニョもどき現象は、熱帯太平洋の東部と西部で海面水温が平年より冷たく、中央部で海面水温が温かくなります(左下図)。一方で、ラニーニャもどき現象は、エルニーニョもどき現象とは符号が逆の現象で、熱帯太平洋の中央部で海面水温が平年より冷たくなり、東部と西部で海面水温が温かくなります(右下図)。

エルニーニョもどき現象は、世界各地の天候や海面水位の変動に影響を与えることが知られています。例えば、エルニーニョ現象が発生するとアメリカ西海岸で雨が多くなりますが、エルニーニョもどき現象が発生すると、雨が少なくなります。また、インドや南アフリカの降水にも影響を及ぼすことが知られています。さらには、中央太平洋の島々や、カリフォルニア沖、インド洋の南西部など、離れた地域の海面水位に影響を与えることが報告されています。

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図1:エルニーニョもどきとラニーニャもどき

主な参考文献(詳しく知りたい方へ):

Ashok, K., Behera, S. K., Rao, S. A., Weng, H., & Yamagata, T. (2007). El Niño Modoki and its possible teleconnection. Journal of Geophysical Research: Oceans, 112(C11).