3月19日から5月26日の予測(3月25日発表)

現在、黒潮は八丈島の北を流れる接岸流路です。黒潮が四国・室戸岬、紀伊半島・潮岬で接岸しています。房総半島に黒潮が接岸しています。
八丈島の南を流れる離岸流路が大きく発達することはなさそうです。九州から紀伊半島にかけて、黒潮の離岸と接岸の繰り返しが大きくなってくるでしょう。

現状

図1と図2はJCOPE2で計算した3月19日と3月25日の黒潮の状態です。離岸傾向f(※1)により、黒潮が八丈島に近づいていましたが(図1)、接岸傾向gの接近より、黒潮が八丈島の北を流れる接岸流路になっています(図2)。

房総半島では、接岸傾向eにより黒潮が接岸していますが(図1)、離岸傾向fの下流への移動により黒潮が離れ始めています(図2)。

黒潮が四国・足摺岬から紀伊半島潮岬まで接岸していましたが(図1)、離岸傾向jにより、四国・足摺岬で岸から離れつつあります(図2)。

※1 接岸と離岸の傾向を上流から一連のアルファベットd,e,,で図示しています。赤字e,g,,が接岸傾向で、青字f,h,,が離岸傾向です。黒潮上に接岸・離岸傾向は交互にあらわれており、黒潮が波うっている様子をあらわしています。接岸・離岸傾向は黒潮の流れで下流に流されます。アルファベットは図1から図4まで共通で(前号とも共通)、同じアルファベット、例えば離岸傾向jが、上流から下流に移動していることをしめしています。

Fig1

図1: 3月19日の推測値。矢印は海面近くの流れ(メートル毎秒)、色は海面高度(メートル)。海面高度が低いところは海面水温が低いおおまかな関係があります。

 

Fig2

図2: 3月25日の予測値。


予測

図3と図4は4月12日と5月26日の予測です。

伊豆諸島付近で、黒潮は八丈島付近を流れたり(図3)、北を流れたり(図4)と変動しますが、接岸流路傾向で推移しそうです(今週の検証参照)。

九州東に現在ある離岸傾向j(図2)は大きめで、4月から5月にかけて九州東岸から紀伊半島・潮岬を移動し(図3,4)、離岸を引き起こす可能性があり、注目点です。続く離岸傾向l離岸傾向nも大きく(図4)、九州から紀伊半島にかけて、黒潮の離岸と接岸の繰り返しが大きくなりそうです。

図5は3月19日から5月26日までの予測をアニメーションにしたものです。

Fig3

図3: 4月12日の予測値。

 

Fig4

図4: 5月26日の予測値。

 


図5: 3月19日から5月26日までの予測のアニメーション。クリックして操作して下さい。途中で停止することもできます。

 



JCOPE2Mは週2回の更新を行っています(解説参照)。JCOPE2Mの他の予測図についてはJCOPE のweb pageでご参照ください。図の見方は連載: JCOPE2解析・予測画像の見方で解説しています。