黒潮大蛇行が始まって6年を超え、過去最長期間になっています。まだ黒潮蛇行は続くと予測しています。 |
高分解能予測JCOPE-T DAの開始にともない、
- JCOPE-T DAによる短期予測(20日先)
- JCOPE2Mによる長期予測(2か月先)
を行っています。
ここでは10月26日までのJCOPE2Mによる長期予測を解説します。長期予測では、黒潮大蛇行の予測がテーマです。
予測
図1は2023年8月17日の状態の推測値、図2・3は9月16日・10月26日の予測です。
黒潮は大蛇行状態が続いています(図1, A) 。2017年8月に始まった黒潮大蛇行は期間が6年目になっており、観測史上最長になっています(「黒潮大蛇行が観測史上最長期間に」) 。
黒潮大蛇行はまだ続く予測です。
八丈島の北を流れる流路が続くと予測しています(図1~3, B) 。
四国・足摺岬に(C)に接岸した後(図1~2) 、次に室戸岬に近づき 、その後は離れる予測です(図3) 。
図4は、2023年8月17日から10月26日までの予測をアニメーションにしたものです。
図4: 2023年8月17日から10月26日までの予測のアニメーション。クリックして操作してください。途中で停止もできます。
JCOPE2Mは4日毎に更新を行っています(解説参照)。JCOPE2Mの他の予測図についてはJCOPE のweb pageでご参照ください。図の見方は連載: JCOPE2解析・予測画像の見方で解説しています。