- JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
- JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)
を行っています。
ここでは8月11日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。
現状と予測
図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した7月22日・8月1日・8月11日の黒潮の状態です。
黒潮は八丈島の北から八丈島付近を流れています(C, 図1)。 房総半島や伊豆半島から黒潮が離れています(B, C。図5も参照)。潮岬(E)、足摺岬(G)では黒潮が接岸しています。小蛇行が四国に近づくことで、室戸岬(F)では黒潮がやや離岸しています。
潮岬(E)と足摺岬(G)では接岸が続く見込みです(図2~3)。室戸岬(F)でも黒潮が接岸する予測です。
黒潮は八丈島に近づきますが、八丈島の北を流れる接岸流路が続くと予測しています(図3, C)。房総半島や伊豆半島に黒潮が近づくと予測しています(図2)。
気象擾乱(台風?) によって水温が大きく下がることが予測されていますが(図3)、天気の変化次第で予測が大きく変わる可能性が高いです。
図4は7月22日午前9時から8月11日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。



図4: 2026年7月22日午前9時から8月11日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。
今週のハイライト: 水温のコントラスト
図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た、人工衛星「ひまわり」で観測された7月21日の海面水温です。
暑い日が続き水温は全体的に高くなっています。図5では水温の範囲を25度から31度にしぼっています。これくらい水温の範囲をしぼると、高い水温の中でも、黒潮の位置によって水温が高いところと低めのところのコントラストがあることがわかります。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年8月11日までの黒潮「短期」予測 (2026年7月22日発表)