- JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
- JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)
を行っています。
ここでは9月21日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。
現状と予測
図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した9月2日・9月12日・9月21日の黒潮の状態です。
黒潮は八丈島の北を流れています(C, 図1)。
黒潮は、房総半島に近づき、伊豆半島からやや離れています(B, C)。潮岬(E)、室戸岬(F)、足摺岬(G)では黒潮が接岸しています。
南には台風18号の影響で水温が低下している海域があります(I)。
潮岬(E)から足摺岬(G)では接岸が続く見込みです(図2~3)。
黒潮は八丈島に近づきますが、八丈島の北を流れる接岸流路が続くと予測しています(図3, C)。房総半島(B)と伊豆半島(C)では黒潮が離れそうです。
低下した水温が広範囲に広がると予測しています(図2, I)。
図4は9月2日午前9時から9月21日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。



図4: 2026年9月2日午前9時から9月21日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。
今週のハイライト: 豊後水道
図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た豊後水道付近の海面水温で、人工衛星「ひまわり」による8月24日(左)と8月31日(右)の観測値です。
豊後水道の東が西よりも水温が高いのは黒潮の進入(急潮)によるものだと考えられます。その様子は黒潮の位置や潮汐の影響により数日で変化します。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年9月21日までの黒潮「短期」予測 (2026年9月2日発表)