| 黒潮が八丈島の北を通る接岸流路が続くと予測しています。 |
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- JCOPE-T DAによる短期予測(20日先)
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- JCOPE3Mによる長期予測(2か月先)
を行っています。
ここでは9月25日までのJCOPE3Mによる長期予測を解説します。長期予測では、黒潮の蛇行の予測がテーマです。
[今回から試験的に図で、暖水(高気圧性、高水圧、時計回り)渦をH、冷水(低気圧性、低水圧、反時計回り)渦をLとして表示しています]。
予測
図1は2026年7月25日の現況の推定、図2・3は8月25日、9月25日の予測です。
黒潮は八丈島の北を流れる接岸流路です(A 図1, 図6も参照)。
先週まで注目点としていた小蛇行は見られなくなりました。
黒潮は、接岸流路が続くと予測しています(A 図2~3) 。日本南方にある暖水渦(B)の勢力が強く、蛇行しにくい状況です。
図4は、2026年7月25日から9月25日までの予測をアニメーションにしたものです。



図4: 2026年7月25日から9月25日までの予測のアニメーション。クリックして操作してください。途中で停止もできます。
観測で見る黒潮流路
黒潮大蛇行の特徴の一つは、黒潮が潮岬から離れていることです。黒潮が潮岬から離れているかを観測で見る良い方法として、串本と浦神の潮位差を見るという方法が知られています(「潮岬への黒潮接岸判定法は?: 串本・浦神の潮位差」参照)。黒潮が紀伊半島に近づくと潮位差は大きくなり、黒潮が紀伊半島から離れると潮位差は小さくなります。現在、潮位差が比較的大きいことは、黒潮が接岸していることを示唆しています。予測通りであれば、このまま高い値が続きます。
八丈島の南を黒潮が通ると、八丈島の潮位が下がることが知られています(「黒潮が八丈島の南を流れているのをどうやって観測で確認するの?」参照)。直近では、値が上昇した後、高い値でとどまっており、黒潮が八丈島の北を流れていることがわかります。予測が正しければ、高い値が続く見込みです。


参考: アンサンブル予測
JCOPEでは、上記の予測の他に、予測初期の条件を変えて予測値がどれくらいの幅で変わるかという予測実験も行っています(JCOPE3Fによるアンサンブル予測)。
下の参考図は2か月先の黒潮の予測です。全24通りの予測を実施しています。
黒潮が図3のように八丈島(●)の北を流れる流路の予測が多くなっており、接岸流路が続く可能性が高いです。
少ないですが、八丈島の南を流れる離岸流路になる予測もあります(Case 02、20、21)。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年9月25日までの黒潮「長期」予測(2026年7月29日発表)