黒潮の位置はどのように変化するの?

黒潮の位置は、和歌山・東海沖で大きく変化します。その代表的な位置(流路)が3つ知られています(下図)。「非大蛇行接岸流路」(N型とも言います)は 黒潮が日本沿岸を流れる流路です。「非大蛇行離岸流路」(C型)は伊豆諸島付近で本州を離れ、八丈島の南を回りこむ流路です。「大蛇行流路」(A型)は和歌山県沖から黒潮が本州を大きく離れて流れる流路です。とりわけ「大蛇行流路」はいったん始まると長期に持続し、漁業にも大きな影響があると言われています。前回「大蛇行流路」が発生したのは2004-2005年です。

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