がっつり深める
高知コア研究所 大解明!=コア試料編=
新コア冷蔵保管庫
久光:新コア冷蔵保管庫はB棟の1階と中2階です。B棟は、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震をふまえ南海地震の規模と津波の高さの想定が見直されたことに対応し、強い揺れと巨大津波に強い耐震構造になっています。
新コア冷蔵保管庫の入口は銀行の金庫のような頑丈な水密扉です(写真11)。重さ約6トン。ゴムのパッキングがついていて、津波が来ても水の侵入を防ぎます。
久光:1階から入りましょう(360度写真2)。
――A棟の保管庫より天井が高く、ラックも大きいですね。
久光:新コア冷蔵保管庫には現在、約77km、約12万2千本の半割コア試料を保管しています(2017年9月現在)。
――このカート(写真12)でコア試料を運ぶのですね?
久光:その通りです。様々な大きさや種類があります。
――あれは何ですか(写真13)?
久光:コア試料を上の棚に入れる時に使う高所作業足場(ローリングタワー)です。これを使えば、コア試料が数千本届いても、バケツリレーのように数人体制で効率よくコアを収蔵できます(写真14)。棚の高さや通路の幅にあわせて設計し、移動用キャスターを付けたので保管庫内をスムーズに移動できます。
久光:中2階へ上がりましょう(写真15)。
――これは何ですか(写真19)?
久光:中2階で使う木製ラックです。木製にした理由は、金属製だとラック本体重量だけで100kgを越えてしまい、フォークリフトで中2階に上げられないからです。木材にすることで重量を30kg以下に抑え、コア試料を35本載せてフォークリフトで持ち上げられるようにしました。