JAMSTECの研究フィールドといえば「深海」。
そこは、「真っ暗」、「低温」そして「高圧」という環境です。
水が物を押す力「水圧」は、深くなればなるほど、その力は大きくなります。
この水圧に耐えるために、深海を調査する調査船や探査機にはどんな対策がされているのでしょうか。
そのヒントがこちらの写真。
黄色や黒色のケーブルがチューブの中に入っています。
深海で活躍する調査船や探査機のケーブルは○○漬けになっているものばかり。
この○○とは何でしょうか?
※○○と書いてありますが、2文字とは限りません。
そういえば、深海魚の「○○ボウズ」は、美味で評判、でもたくさん食べ過ぎると大変なことになってしまうと有名ですね。
正解は…… 「油」です!
さきほどの写真、チューブの中は「絶縁油」で満たされています。
空気は圧力をかけると簡単に縮んでしまいますが、油等の液体は圧力をかけても縮みにくい性質があります。そのため、油で満たした容器の中に入れれば、高圧の深海でも潰れずに形を保つことができます。
深海魚が高圧でも潰れずに生きているのも、同じ理由(浮袋の中が空気ではなく油で満たされていたり、そもそも浮袋がなかったり……etc)ですね。
また、水(海水)は電気を通しますが、この絶縁油は電気も通さないため、漏電の心配もないのです。水深数千メートルにも及ぶ深海を探査するためにさまざまな工夫が凝らされています。
今回ご紹介した内容は、海洋STEAM教材・第4巻「深海探査の探究」から。
ケーブル以外にも調査船・探査機には油漬けにされているものがあります。
気になる方はぜひ第4巻「深海探査の探究」をのぞいてみてください。
次回もお楽しみに!
海洋 STEAM 教材とは……
JAMSTECの研究成果を活用して制作された、学校の授業等で活用可能なSTEAM教育型の教材。


