統合海洋資源調査システムの実証
- 一般社団法人 海洋調査協会理事/SIPプロジェクト推進室長
- 久保田 隆二
計画概要
本研究では、
1)民間が保有する調査船、AUVに加えて両者の中間的位置づけとして曳航型のディープ・トウも利用する航走観測を主体とした効率的な調査方法・解析技術の研究
2)本研究終了後に、海洋資源調査産業を創出し海外展開を目指すために、海外の技術及び市場動向を見極め、海洋資源調査のマネジメント方法についての研究
3)研究の成果を継続的に実施可能な調査・解析技術マニュアルとしてとりまとめ、広く啓蒙・教育できる仕組みづくり
を目指します。
海底熱水鉱床は、海底火山のカルデラ形成にともなう割れ目に沿って生成されると考えられています。また海底熱水鉱床の磁性は、火山体を構成する火山岩に比べ弱いことが分かってきました。さらに、熱水噴出孔からは様々な化学成分が海中に放出されます。このような状況から、①対象とする火山体全域(数10km2)の地形および磁気特性を調査船により、②次にカルデラ域(数10km2)の磁気特性や化学探査を、中層を曳航するディープトウを用いて、③さらに鉱床有望地域(数km2)の精密地形、磁気特性、化学探査をAUVを用いて実施することにより、航走観測を主体とした鉱床域の段階的絞り込み手法を、第1年次から第3年次にかけて確立し、第4~5年次はこれらの手法を用いて潜頭性鉱床の調査に応用する予定です。
1)民間が保有する調査船、AUVに加えて両者の中間的位置づけとして曳航型のディープ・トウも利用する航走観測を主体とした効率的な調査方法・解析技術の研究
2)本研究終了後に、海洋資源調査産業を創出し海外展開を目指すために、海外の技術及び市場動向を見極め、海洋資源調査のマネジメント方法についての研究
3)研究の成果を継続的に実施可能な調査・解析技術マニュアルとしてとりまとめ、広く啓蒙・教育できる仕組みづくり
を目指します。
海底熱水鉱床は、海底火山のカルデラ形成にともなう割れ目に沿って生成されると考えられています。また海底熱水鉱床の磁性は、火山体を構成する火山岩に比べ弱いことが分かってきました。さらに、熱水噴出孔からは様々な化学成分が海中に放出されます。このような状況から、①対象とする火山体全域(数10km2)の地形および磁気特性を調査船により、②次にカルデラ域(数10km2)の磁気特性や化学探査を、中層を曳航するディープトウを用いて、③さらに鉱床有望地域(数km2)の精密地形、磁気特性、化学探査をAUVを用いて実施することにより、航走観測を主体とした鉱床域の段階的絞り込み手法を、第1年次から第3年次にかけて確立し、第4~5年次はこれらの手法を用いて潜頭性鉱床の調査に応用する予定です。
- 次世代海洋資源調査技術研究組合 技術部長
- 淺川 栄一
計画概要
次世代海洋資源調査技術研究組合(J-MARES)は、広域調査から精密調査までの段階別・統合調査手法を世界に先駆けて確立させ、平成30年度末までに海洋資源調査システムおよび運用方法の実用化・事業化を目指します。
研究課題:
(1) 各種データ取得技術の研究
既存のセンサーやデータ取得システムを用いて、低コストで高効率な段階別データ取得手法を確立する。
(2) 各種データ処理解析技術の研究
上記(1)により取得された各種データに対し最新のデータ処理・解析技術を適用し、最適な手法を確立する。
(3) 総合地質解釈評価技術の研究
既存データを使ってデータベースを構築した上で、全ての調査データを用いた総合地質 解釈・評価技術を確立する。
研究課題:
(1) 各種データ取得技術の研究
既存のセンサーやデータ取得システムを用いて、低コストで高効率な段階別データ取得手法を確立する。
(2) 各種データ処理解析技術の研究
上記(1)により取得された各種データに対し最新のデータ処理・解析技術を適用し、最適な手法を確立する。
(3) 総合地質解釈評価技術の研究
既存データを使ってデータベースを構築した上で、全ての調査データを用いた総合地質 解釈・評価技術を確立する。
農林海洋科学部 海洋資源科学科 海底資源環境学コース
http://www.cc.kochi-u.ac.jp/~okamurak/umino-megumi/index.html