次世帯海洋資源調査技術

 

JAMSTEC

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衛星を活用した高速通信技術の開発

 

 調査船、洋上中継器(ASV)、陸上拠点を高速衛星通信でネットワーク化するための技術開発を行い、海洋資源調査の効率を向上させます。

 

豊嶋 守生
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構
  • 豊嶋 守生
  • 宇宙通信研究室長

 

計画概要(平成28年度で開発フェーズ終了)
 現在、海洋上で提供されているKu帯衛星通信サービスでは、海上から陸上への伝送速度は数百kbps程度であり、海上から陸上にリアルタイムで大容量データを伝送することは困難なことから、海洋資源調査の分野では衛星通信サービスは効果的に活用されていませんでした。そこで、本研究開発では、海洋研究開発機構と海上技術安全研究所が実施するSIP「AUVの複数運用手法等の研究開発」と連携し、調査船、洋上中継器(ASV)、陸上拠点を高速衛星通信で ネットワーク化するための技術開発を行います。
 具体的には、AUVの複数機同時運用に必要となる、ASVに搭載可能で、Mbps級の伝送速度を実現可能な高速衛星通信装置を2式開発します。平成28年度までに1台目の高速衛星通信装置実証モデルを製造し、実海域における試験を実施していきます。その後、研究開発成果と実海域試験の結果を反映し、平成30年度までに1台目の改修及び2台目の製造を行い、複数運用試験を実施します。
 本研究開発の成果を活用した高速衛星通信装置が実現すれば、海洋資源調査産業を初めとした幅広い分野での利活用が期待されます。

 

Society5.0への取り組み

 

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