ケーブル式観測システムの開発
世界最高水準である日本の海底ケーブル通信技術を活用し、海底資源開発の現場周辺でのモニタリングを効率よくかつ確実に実施する手法を開発します。

計画概要
通信用海底ケーブル技術を利用した日本国内のリアルタイム海底観測技術は世界最高水準を有しており、海域での地震・津波観測等において、多くの実績を上げています。本研究開発項目では、リアルタイム観測技術と、最先端の現場観測装置を組みあわせることで、将来的に海底の鉱物資源として利用が検討されている熱水鉱床域の成因となる海底の熱水活動域において、これらの活動がどのような要因と時間軸で変化するのか、さらには熱水活動の変化に伴い周辺の生態系がどのように変化していくかを知り、熱水鉱床の開発における環境影響を評価するうえで、有用な情報を取得するためのシステムを開発します。
具体的には平成27年度末を目安に観測プラットフォームの主要技術の開発を実施し、平成29年度までにプラットフォームの主要部分の製造を行い熱水活動域及びその周辺にプラットフォームの展開を実施します。
また並行して生態系モニタリング、物理探査手法を用いた海底下構造と流体分布の挙動の観測、湧水の元素分析、海中ロボット等を用いた繰り返し観測によるハビタットマッピングや表層地形の変動観測等に関する技術開発を行い、平成30年度に1年程度の期間海域での実証試験を行い、観測手法の評価を行うことで、ケーブルを用いた長期観測システムの海底資源開発への活用を実証します。
具体的には平成27年度末を目安に観測プラットフォームの主要技術の開発を実施し、平成29年度までにプラットフォームの主要部分の製造を行い熱水活動域及びその周辺にプラットフォームの展開を実施します。
また並行して生態系モニタリング、物理探査手法を用いた海底下構造と流体分布の挙動の観測、湧水の元素分析、海中ロボット等を用いた繰り返し観測によるハビタットマッピングや表層地形の変動観測等に関する技術開発を行い、平成30年度に1年程度の期間海域での実証試験を行い、観測手法の評価を行うことで、ケーブルを用いた長期観測システムの海底資源開発への活用を実証します。