4月9日から6月16日の予測(4月15日発表)

現在、黒潮は八丈島の南を流れる離岸流路になっています。黒潮が四国・足摺岬と紀伊半島・潮岬で接岸し、四国・室戸岬で離岸しています。房総半島で黒潮が接岸しています。
黒潮流路は、4月中は八丈島の南を流れる離岸流路になりますが、その後は八丈島の北を流れる接岸流路に推移すると予測しています。沿岸では、小刻みな離岸と接岸の繰り返しが起こるようになりそうです。

現状

図1と図2はJCOPE2で計算した4月9日と4月15日の黒潮の状態です。離岸傾向h(※1)の接近・発達により、黒潮が八丈島の南を流れる離岸流路になりました(図1,2)。

房総半島では、接岸傾向gにより接岸しています(図2)。

離岸傾向jが潮岬から下流に移動したと見られます(図1,2)。この離岸傾向の移動の様子は、4月13日号・「ちきゅう」のための海流予測(8)で解説しています。四国・足摺岬が接岸し、室戸岬で離岸しています(図2)。

※1 接岸と離岸の傾向を上流から一連のアルファベットg,h,,で図示しています。赤字g,i,,が接岸傾向で、青字h,j,,が離岸傾向です。黒潮上に接岸・離岸傾向は交互にあらわれており、黒潮が波うっている様子をあらわしています。接岸・離岸傾向は黒潮の流れで下流に流されます。アルファベットは図1から図3まで共通で(前号とも共通ですが、小刻みな変動が増えているので新たにアルファベットを振り直した部分もあります)、同じアルファベット、例えば接岸傾向kが、上流から下流に移動していることをしめしています。

 

Fig

図1: 4月9日の推測値。矢印は海面近くの流れ(メートル毎秒)、色は海面高度(メートル)。海面高度が低いところは海面水温が低いおおまかな関係があります。

 

Fig2

図2: 4月15日の予測値。


予測

図3と図4は4月30日と6月16日の予測です。

4月中は八丈島の南を流れる離岸流路続きますが(図3)、その後は八丈島の北を流れる接岸流路に推移すると予測しています

黒潮上では、小刻みな離岸傾向と接岸傾向が発達し(図3,4)、沿岸での離岸と接岸の繰り返しが起こりそうです。

図5は4月9日から6月16日までの予測をアニメーションにしたものです。

Fig3

図3: 4月30日の予測値。

 

Fig4

図4: 6月16日の予測値。図3から個々の離岸・接岸傾向の追跡が難しいためアルファベットは略。

 

図5: 4月9日から6月16日までの予測のアニメーション。クリックして操作して下さい。途中で停止することもできます。



JCOPE2Mは週2回の更新を行っています(解説参照)。JCOPE2Mの他の予測図についてはJCOPE のweb pageでご参照ください。図の見方は連載: JCOPE2解析・予測画像の見方で解説しています。