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■MISMO 集中観測 日報

2006年10月
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11月5日(月)

「みらい」

"それぞれの夕方"

晴れ
東の風、5m/sec。波高1.8m。


観測概況:

3時間ローテーション観測他、継続。
海面水温(インテイク)は最高で29.1℃とやや低下し、日変化も0.5℃と小さ い。
昨夜から明け方にかけて、いくつかのメソ対流降水システムが東の海上から西 進してきたが、「みらい」付近では弱まり、まとまった降水は見られない。 日中は10km程度の大きさのエコーが点在する程度。一般場の風に流されいずれ も西進。ただし、昨日見られた貿易風安定層は弱まり、可降水量も1日で50mm 以上に回復した。
なお、人工衛星の雲画像によれば、東経70度付近の赤道を挟んで南北に雲群が 見られる。


コメント:

現在はまだ対流活動抑制期に該当するが、上述の通り、前日までの傾向はいく つか止み、浅い対流の発達はよく観測されている。
船に日曜日はなく、いつも通りの観測が続く。特に24時間連続観測の場合はな おさらである。一般に乗船すると、まず最初に曜日の感覚がなくなる。以前も 書いたが、最近ではメールの増減で週末を感じる人が多い。 しかし、1日の時間の変化はワッチで観測時間が規定されるだけに、むしろ陸 上よりも敏感である。 今日の写真は夕方の風景から。
東経80度。時刻はモルディブ(東経73度)に合わせ、日本との時差は4時間。 東に位置するので、日の沈むのがやや早い。「みらい」での夕食時間は午後5 時。食後にデッキにでると、日が沈んだ空であることがしばしば(写真1)。 先程終了したばかりのCTDと採水器に水をかけ塩抜き作業をする観測技術員 (写真2)。上空に向け緑のレーザー光を出してエアロゾルの観測を行うライ ダー装置の窓を拭く学生(写真3)。デッキの上を健康のため歩く人々(写真 4)。それぞれの夕方の過ごし方。しかし、1日の終わりではなく、この1時 間後には同じ場所で観測が行われている。