■MISMO 集中観測 日報
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11月8日(水)
「みらい」
"凪再び"
晴れ
風は西風に変わる、風速 1-2m/secと弱く、波高 1.2-1.4 m。
海は穏やかで凪ぐ。
観測概況:
3時間ローテーション観測他、継続。
14時、水蒸気・オゾンゾンデ観測。
朝から積雲が卓越し凪いだ海によく映える(写真1)、日中は雄大積雲が見ら
れ、上空には巻層雲。
海面水温はインテイクで30℃を超え、極表層は31℃を超える。
人工衛星や各種客観解析データによれば、南東風の前線がやや南下し、「みら
い」上空では弱い西風モードとなっている。
コメント:
写真2-3はCTD観測風景。雨の日も晴れの日も関係なく、船員さんや観測技術員
はワッチで決められた時間の担当を黙々とこなす。定点観測開始から3時間毎
で実施してきているが、前半をまもなく終了し、後半は別のミッションが入る
こともあり、CTDは1日5回となる。
クロロフィル、濁度などを計測し、海洋における炭素循環の研究を行うため、
独自の蛍光光度計付きの小型CTD(に日中は光量子計も)をフレームに取り付
け、定点観測前から連続して観測を実施してきた研究チームの観測回数がちょ
うど100回に達した(祝)。写真4は蛍光光度計を取り外しているところで、そ
の後研究室内でPCにデータを吸い出している(写真5)。