更新日:2020/06/26

観測

離島(舳倉島、女島)での気象観測

  • 近年これまで経験したことがないような甚大な災害をもたらす集中豪雨・豪雪等が多発しています。科学技術が著しく進展した現在においても、短時間の豪雨等の現象を予測することは極めて難しく、予測される雨量情報等には依然として不確実性(誤差)が存在します。
  • 雲のもとになる水蒸気の情報が豪雨・豪雪の予測精度に強い影響を及ぼすことが知られていますが、海上での水蒸気の情報はほとんど得られず、その情報不足が誤差要因の一つとなっていると考えられています。
  • そこで、海洋性の変動の特徴を示す離島に気象観測測器を設置し、日本周辺海域での下層水蒸気量と下層水蒸気輸送量の変化の実態を把握するための観測を実施しています。

図:観測地点(クリックすると大きく表示されます)