2024/7/17
2024年6月17日(月)に中国の南京情報科学技術大学(NUIST※)の気象棟にて、NUIST気候フロンティア応用研究所(ICAR)とアプリケーションラボ(APL/JAMSTEC)との気候変動予測および応用に係る協力合意書(CA)が締結されました。
本合意書は、2018年11月16日に締結されたCA(既報)を更に継続・発展させるものです。2020年以降、コロナ禍にみまわれたものの、両機関では、オンラインや限られた渡航計画を最大限利活用し、研究者の相互交流、ワークショップや国際シンポジウムの共同開催、情報交換、施設の相互利用等を積極的に推進し、気候変動予測研究と社会への応用研究を推進することに成功しました。その成果は、両機関の研究者による共著論文として多数発表されています。新たに本合意書を締結したことで、両機関における研究の更なる発展が期待されます。
※NUISTはMeteorology College of Nanjing Universityとして1960年に中国気象局により設立されました。1963年にNanjing Institute of Meteorology(南京気象学院)に改称され、中国における気象学の中心として最も古い歴史を誇り、多くのリーダーを輩出して来ました。気象学や気候学の分野だけではなく、海洋科学も含むより広い科学分野をカバーすべく、2004年にNanjing University of Information Science and Technology(NUIST)に改称し、現在に至っています。