黒潮大蛇行が始まって約6年12か月目で、過去最長期間になっています。一時不安定になる可能性もありますが、黒潮大蛇行が続き、期間が7年を越えることは確実です。 |
高分解能予測JCOPE-T DAの開始にともない、
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- JCOPE-T DAによる短期予測(20日先)
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- JCOPE2Mによる長期予測(2か月先)
を行っています。
ここでは9月26日までのJCOPE2Mによる長期予測を解説します。長期予測では、黒潮大蛇行の予測がテーマです。
予測
図1は2024年7月18日の状態の推測値、図2・3は2024年8月26日、9月26日の予測です。
黒潮は大蛇行状態が続いています(図1, C) 。2017年8月に始まった黒潮大蛇行は期間が6年12か月目になっており、観測史上最長になっています(「黒潮大蛇行が観測史上最長期間に」) 。渦(図3 A’)がちぎれるなど、一時不安定になる可能性がありますが、まだ先のことなので不確実です。仮に図3のように渦がちぎれても、まだ黒潮が紀伊半島から大きく離れており、黒潮大蛇行は続く予測です。予測通り黒潮大蛇行が続けば、期間が7年を越えることになります。
八丈島(●)の北を流れる流路が続くと予測しています(図1~3, B) 。
黒潮が四国・足摺岬に近づいた状態から(図1 C)、四国から離れた状態に変化すると予測されています(図2~3)。
図4は、2024年7月18日から9月26日までの予測をアニメーションにしたものです。
図4: 2024年7月18日から2024年9月26日までの予測のアニメーション。クリックして操作してください。途中で停止もできます。
JCOPE2Mは4日毎に更新を行っています(解説参照)。JCOPE2Mの他の予測図についてはJCOPE のweb pageでご参照ください。図の見方は連載: JCOPE2解析・予測画像の見方で解説しています。