- JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
- JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)
を行っています。
ここでは3月4日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。
現状と予測
図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した2月12日・2月20日・3月4日の黒潮の状態です。
黒潮は八丈島付近を流れています(図1 C)。 房総半島からは離れていますが、暖水が東から西に伸びています(B、図5も参照)。潮岬(E)、室戸岬(F)、足摺岬(G)で黒潮が接岸しています。
黒潮は八丈島を南北に動きそうです(図2~3)。房総半島では黒潮の離岸が続くと予測していますが暖水が断続的に近づきそうです(A,B 図2~3)。潮岬(E)と室戸岬(F)では接岸が続く見込みです。足摺岬(G)では離岸する可能性があります(図3)。
図4は2月12日午前9時から3月4日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。



図4: 2026年2月12日午前9時から3月4日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。
今週のハイライト: 八丈島から房総半島への黒潮
図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た、人工衛星「ひまわり」で観測された2月12日の海面水温です。
黒潮は、八丈島の近くを通った後、房総半島からは離れ気味に流れています。しかし黒潮から分岐した暖水が東から西に房総半島に近づく形になっています。黒潮と沿岸の冷水の境目は複雑な形になっています。冬は夏よりこのような複雑な渦状の流れが発生しやすい傾向があります(参照「小さな渦の動きを解明!海の中の熱や物質を運ぶ働きに影響大!」)。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年3月4日までの黒潮「短期」予測 (2026年2月13日発表)