- JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
- JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)
を行っています。
ここでは6月17日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。
現状と予測
図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した5月28日・6月7日・6月17日の黒潮の状態です。
黒潮は八丈島の北を流れています(C, 図1)。 房総半島に黒潮が近づいています(B)。潮岬(E)、室戸岬(F)、足摺岬(G)で黒潮が接岸しています。九州南東では小蛇行が見られます(H)。
房総半島に黒潮が近づくことで相模湾から駿河湾方面に水が流れやすくなっています(C 図2)。八丈島の南を流れることはなさそうです。
潮岬(E)・室戸岬(F)では接岸が続く見込みです(図2~3)。小蛇行は北に移動する予測です(H)。小蛇行が近づいてくると足摺岬で離岸してくることが予測されます(図3, G)。
夏に向けて水温が全体的に上昇します(図1~3)。
図4は5月28日午前9時から6月17日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。



図4: 2026年5月28日午前9時から6月17日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。
今週のハイライト: 関東・東海沿岸のプランクトン
図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た、人工衛星「ひまわり」で観測されたクロロフィルa(植物プランクトンの量の指標)です。黒潮大蛇行だった2024年(左)と、黒潮大蛇行は終わっている今年(右)の5月25日を比較しています。
黒潮大蛇行の時は栄養塩の少ない黒潮が沿岸近くを流れていましたが(左)、今年はそれに比べると黒潮が岸から離れており、プランクトンが多くなっています。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年6月17日までの黒潮「短期」予測 (2026年5月28日発表)