- JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
- JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)
を行っています。
ここでは7月7日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。
現状と予測
図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した6月17日・6月27日・7月7日の黒潮の状態です。
黒潮は八丈島の北を流れています(C, 図1)。 房総半島・伊豆半島に黒潮が近づいています(B, C)。潮岬(E)、室戸岬(F)、足摺岬(G)では黒潮が接岸しています。九州南東では小蛇行が見られます(H)。
伊豆半島に黒潮が近づくことで(C)、相模湾には暖水が入り、駿河湾方面へは西に水が流れやすくなっています(図5も参照)。
潮岬(E)・室戸岬(F)では接岸が続く見込みです(図2~3)。小蛇行は北に移動する予測です(H)。小蛇行が近づいてくるタイミングで足摺岬で離岸してくる可能性があります(図3, G)。
八丈島の北を流れる接岸流路が続くと予測しています(C)。房総半島でも接岸が続きます。伊豆半島では黒潮が離れると予測しています(図3)。
夏に向けて水温が全体的に上昇します(図1~3)。
図4は6月17日午前9時から7月7日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。



図4: 2026年6月17日午前9時から7月7日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。
今週のハイライト: 相模湾・駿河湾付近の黒潮
図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た、人工衛星「ひまわり」で観測された6月15日の海面水温です。
黒潮による暖水の北側が伊豆半島に近づいている様子がうかがえます(矢印)。
そこから相模湾へは奥まで暖水が伸びています。駿河湾方面には西に暖水が伸びています。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年7月7日までの黒潮「短期」予測 (2026年6月17日発表)