- JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
- JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)
を行っています。
ここでは8月18日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。
現状と予測
図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した7月29日・8月8日・8月18日の黒潮の状態です。
黒潮は八丈島の北から八丈島付近を流れています(C, 図1)。 房総半島に近づき、伊豆半島から離れています(B, C)。潮岬(E)、足摺岬(G)では黒潮が接岸しています。九州にも黒潮が近づいています。室戸岬(F)では黒潮がやや離岸しています。
潮岬(E)と足摺岬(G)では接岸が続く見込みです(図2~3)。室戸岬(F)でも黒潮が接岸する予測です(図3)。
黒潮は八丈島に近づきますが、八丈島の北を流れる接岸流路が続くと予測しています(図3, C)。房総半島から黒潮が離れる予測になっています(図3)。
台風13号に対応する気象擾乱 によって水温が大きく下がることが予測されていますが(図2、図5も参照)、天気の変化次第で予測が大きく変わる可能性が高いです。
図4は7月29日午前9時から8月18日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。



図4: 2026年7月29日午前9時から8月18日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。
今週のハイライト: 台風13号
図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た海面水温で、海洋予測モデルJCOPE-T DAによる7月27日の推定値(左)と8月6日の予測値です(右)。
日本の南は水温が高くなっており30℃を超える水温が広範囲に分布しています。その上を台風13号が、水温を冷やしながら通過してくる予測になっています。実際には、台風がどこを通り、台風が高い水温によってどれだけ発達・維持されるか、水温はどれだけ冷やされるかが注目されます。

JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。
2026年8月18日までの黒潮「短期」予測 (2026年7月29日発表)