new2026年10月13日までの黒潮「短期」予測 (2026年9月24日発表)

  • JCOPE-T DAによる短期予測 (20日先)
  • JCOPE3Mによる長期予測 (2か月先)

を行っています。

ここでは10月13日までのJCOPE-T DAによる短期予測を解説します。短期予測では、黒潮の沿岸への影響がテーマです。

現状と予測

図1・2・3は、JCOPE-T DAで計算した9月23日・10月3日・10月13日の黒潮の状態です。

黒潮は八丈島の北を流れています(C, 図1)。

黒潮は、房総半島で接岸しています(B)。伊豆半島からはやや離れていますが(B)、伊豆半島に向かう流れがあります(図5も参照)。潮岬(E)、室戸岬(F)、足摺岬(G)、九州東岸(H)では黒潮が接岸しています。

図1では目立ちませんが、台風25号の影響で水温が低下しています(図5)。

潮岬(E)から足摺岬(G)では接岸が続く見込みです(図2~3)。

黒潮は八丈島に近づきますが、八丈島の北を流れる接岸流路が続くと予測しています(図3, C)。

伊豆半島からは黒潮が離れそうです(図3)。房総半島では黒潮の接岸が続くと予測しています(図2~3, B)。

図4は9月23日午前9時から10月13日午前9時までの予測のアニメーションです。JCOPE-T DAは潮の満ち引きも計算しているので、1時間ごとの図でアニメーションにしています。

Fig1
図1: 2026年9月23日午前9時の予測値。矢印(ベクトル)は海面近くの流れの向き(メートル毎秒, 長いほど速い流れ)、色は海面温度(°C) 。1度ごとの等温線も薄く加えた。青丸(●)が八丈島の位置。クリックすると拡大します。

 

図2: 図1と同様。ただし2026年10月3日午前9時の予測値。

 

図3: 図1と同様。ただし2026年10月13日午前9時の予測値。

 


図4: 2026年9月23日午前9時から10月13日午前9時までの1時間毎の予測のアニメーション。クリックして操作してください。全画面表示にしたり、途中で停止したりできます。

今週のハイライト: 台風25号の影響

図5はJAXAひまわりモニタ・海中天気予報のサイトで見た人工衛星「ひまわり」観測による9月14日(左)と9月23日(右)の海面水温です。

台風の影響で水温が低下しています。

Fig5
図5: 人工衛星「ひまわり」観測による9月14日(左 リンク)と23日(右 リンク)の一日平均海面水温(色、①で指定)。色の範囲を25~31℃とした(②で指定)。

 



JCOPE3Mは水平1/12度の分解能で2か月先までの予測を行っています。予測は毎日更新されています。