2018年6月2日放送のブラタモリ「伊豆・下田」編の取材に協力しました。ぜひご覧ください。
番組名 | ブラタモリ #107 伊豆・下田 |
放送日時 | |
放送局 | NHK 総合 |
内容 | 今回は伊豆半島の先端にある下田が舞台。今から約160年前、黒船を率いたペリーの来航で有名です。この出来事をきっかけに、日本で最初の開港地として「世界へ開かれた窓」になった場所。でも難所・天城峠の先にある、決して便利ではない町が、どうしてそんな重要な場所に選ばれたのでしょうか?タモリさんが、下田の町と海をめぐりながら意外な歴史を解き明かしていきます。その謎に黒潮が重要な役割をしています。美山 透 主任研究員(アプリケーションラボ)が取材協力いたしました。 |
番組サイト | https://www.nhk.or.jp/buratamori/ |
JAMSTEC広報ページ | https://www.jamstec.go.jp/j/pr/media/#20180602_2 |
放送後解説
海流データ
番組で作成された海流のパネルやCGに、JCOPEから海流データを提供しました。
江戸時代の黒潮地図
番組で紹介されていた江戸時代の黒潮(黒瀬川)の図は「日本輿地路程図」で、「黒潮遭遇と認知の歴史」・川合英夫著(京都大学学術出版会)という書籍で解説を読むことができます。
海流と黒潮の関係
伊豆諸島にそった海底山脈である伊豆海嶺が、黒潮の流路を様々に変えることについては、「なぜ黒潮には異なる流路が存在するの?」や「黒潮大蛇行が終わる時: 2005年の場合」で解説してます。
ベリーと黒潮大蛇行
番組では触れられてませんでしたが、ペリーは来航時に海洋観測を行っており、その時の黒潮は黒潮大蛇行であったという説があります。
参考文献: 岡田正美,1978:黒潮の大蛇行歴(1854-1977)と潮汐観測.号外海洋科学.Vol. 1,No.2,81-88.
上記参考文献の図は、「海流予測の展開」~黒潮の予測に挑む~(宮澤泰正, pdf)の図3で見ることができます。
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