2019年の黒潮をアニメーションで振り返る

この記事では昨年2019年の黒潮の変化を2つのアニメーションで振り返ります。

流れと海面高度

1つめの動画は、黒潮長期予測でおなじみの図を、1年間まとめたものです。

2019年は1年中黒潮が大蛇行していました(「2019年の5大ニュース」参照)。

アニメーション1: 2019年1月1日から12月31日までの黒潮のアニメーション。矢印は海面近くの流れ(メートル毎秒)、色は海面高度(メートル)。が八丈島の位置。JCOPE2Mの解析値(観測をとりこんで現実に近いと考えられる推測値)から作成。クリックして操作して下さい。途中で停止することもできます。

流れと海面温度

2つめの動画は、短期予測用の高解像度予測モデルJCOPE-T DAの海面水温と流れです。JCOPE-T DAは1時間毎のデータがありますが、ここでは1日平均のアニメーションです。

夏は全面的に水温が上昇しており、黒潮と周辺の水温の区別がつきにくいですが、冬が近づいて水温が下がるにつれて、黒潮や黒潮大蛇行による冷水渦がはっきり見えるようになります。

アニメーション2: 2019年1月1日から12月31日までの黒潮のアニメーション。色は海面水温(℃)。JCOPE-T DAで計算した解析値(観測をとりこんで現実に近いと考えられる推測値)から作成。

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