平成24年 7月30日(月)
透き通るような青空の下、深海潜水調査船支援母船「よこすか」は出港の時を向えていた。猛暑日確定ともいえる夏の朝にもかかわらず、見送りの人数は想像を遥かに上回り、
中には
大汗をかきながら手を振る方もいた。負けずに振りかえす我々調査チームもおのずと気合が高まる。
AM9:00、JAMSTECの岸壁を出港した我々は、浦賀水道、房総半島を越え、一路東北へと太平洋を北進した。本調査では、曳航体による東北太平洋沖地震余震域の有人潜水船調査の事前調査、
並びに
三陸沖の海底の生物、ガレキ分布、環境、海底地形の現状把握行う予定であり、出港後まもなく調査チームによる打合せを行った。打合せでは調査地点、日程、役割分担等、入
念な調整が行われ、
翌朝の
調査開始に向け万全の体制を整えた。その夜、幕を開けたばかりのロンドンオリンピックの速報が船内にも届いた。日本チームの活躍に負けないよう、我
々も早めに就寝し明日の調査初日に備えることにした。
( by J.K )
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