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むつ研究所

むつ研究所について

平成7年10月、広域海洋観測を行う世界最大級の海洋地球研究船「みらい」の母港として青森県むつ市関根浜地区に「むつ事務所」が開設しました。その後、組織改編を経て、平成12年10月、JAMSTECの地方拠点として「むつ研究所」が発足しました。

むつ研究所は、「みらい」の母港機能としての役割の他、これまで北太平洋時系列観測研究や、「海洋二酸化炭素センサー開発と観測基盤の構築」事業等に取り組んできました。 平成27年度以降、海洋短波レーダーや係留水温計、船舶による採水観測等による津軽海峡周辺海域の表面潮流や水温計測を開始して、地球環境の変動が社会活動との接点により近い沿岸域に与える中長期的な影響を調査しています。
平成31年度から開始した第4期中期計画の下、むつ研究所は、地球環境部門の一部署として 、海洋環境変動と人間活動との相互影響に係る科学的研究に貢献することを目指しています。 併せて、「みらい」母港機能や観測研究にかかる施設・設備・分析機器等の保守・整備・共用等についての維持管理の他、青森県及び下北地域を中心としてJAMSTECの研究活動の発信・普及広報及び社会還元に向けた取り組みに努めています。

<主な年間事業(令和2年度 実績)>
・関根浜港利用に係る関連漁協連絡協議会(6月)
・むつ科学技術館開館イベント出展(10月)
・海洋・環境科学シンポジウム(11月)
・海洋環境モニター報告会(むつ市内 2月)
・海洋環境モニター報告会(オンライン 3月)

沿革

平成7年10月
むつ事務所 開設
平成12年10月
むつ研究所 改組発足
北太平洋時系列観測研究の実施(~平成25年度まで)
平成18年度~
平成21年度まで
受託研究「海洋二酸化炭素センサー開発と観測基盤構築研究」開始
平成27年度
海洋短波レーダーによる表面潮流の観測
および 津軽海峡周辺海域海流(MORSETS)運用開始
平成29年 7月
「みらい」就航20周年 記念式典 実施
平成31年 4月
第4期中期計画 開始

組織図

地球環境部門--むつ研究所

  • 海峡・沿岸環境変動研究グループ
  • 管理・研究支援課