黒潮大蛇行が始まって7年6か月目になり、過去最長期間になっています。新年明けても黒潮大蛇行は続き、まだ続くと予測しています。 |
高分解能予測JCOPE-T DAの開始にともない、
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- JCOPE-T DAによる短期予測(20日先)
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- JCOPE2Mによる長期予測(2か月先)
を行っています。
ここでは3月5日までのJCOPE2Mによる長期予測を解説します。長期予測では、黒潮大蛇行の予測がテーマです。
予測
図1は2024年12月25日の状態の推測値、図2・3は今年2月5日、3月5日の予測です。
黒潮は大蛇行状態が続いています(図1, A) 。2017年8月に始まった黒潮大蛇行は期間が7年6か月目になっており、1975-1980年の4年8か月を大幅に超え、観測史上最長になっています(「黒潮大蛇行が観測史上最長期間に」) 。2025年になっても黒潮大蛇行はまだ続きます(図2)。黒潮大蛇行は続く予測です(図3)。
八丈島(●)の北を流れる流路が続くと予測しています(B) 。
黒潮は四国を離れた状態が続きそうです(図1~3) 。
図4は、2024年12月25日から2025年3月5日までの予測をアニメーションにしたものです。

図1: 2024年12月25日の推測値。矢印(ベクトル)は海面近くの流れの向き(メートル毎秒, 長いほど速い流れ)、色は海面水位(メートル, 相対値)。赤丸(●)が八丈島の位置。海面高度が低いところは海面水温が低いおおまかな関係があります。
図4: 2024年12月25日から2025年3月5日までの予測のアニメーション。クリックして操作してください。途中で停止もできます。
JCOPE2Mは4日毎に更新を行っています(解説参照)。JCOPE2Mの他の予測図についてはJCOPE のweb pageでご参照ください。図の見方は連載: JCOPE2解析・予測画像の見方で解説しています。