2017/12/16掲載・読売新聞夕刊「ふしぎ科学館・黒潮の大蛇行」

黒潮大蛇行の子供向けの解説記事に取材協力しました。

記事名 KODOMOサタデー ふしぎ科学館 黒潮の大蛇行
掲載  2017年12月16日読売新聞夕刊

記事では、黒潮の普段の流路との違いや(黒潮の位置はどのように変化するの?)、小さな蛇行が大蛇行に発達する様子(黒潮大蛇行2017の発生を振り返る)について説明しています。

黒潮の大蛇行の最新の見通しについては、黒潮予測記事を参照してください。

黒潮が大きく蛇行している時に、南岸低気圧にともなう雪が東京に降りやすいという研究は、鹿児島大学の中村啓彦教授らによるものです。
プレスリリース:『黒潮大蛇行の低気圧と降雪への影響を発見』(2012年9月25日 pdf)
知って楽しい海の話「南岸低気圧と黒潮」は東京大学海洋アライアンスの保坂直紀上席主幹研究員による解説です。

さらに詳しく
記事では、大蛇行がとどまり続ける理由の一つとして、伊豆海嶺の存在をあげています。記事で触れなかったもう一つの理由として、蛇行を作っている渦は黒潮に逆らって西に進もうとする性質があり[1]、大蛇行になって大きな渦になることで、蛇行が継続しやすくなります。


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  1. [1]このような効果はベータ効果と呼ばれており、地球が丸いので緯度によって地球の回転の効果が異なることで