国立研究開発法人海洋研究開発機構アプリケーションラボのYu-Lin Chang研究員、宮澤泰正ラボ所長代理は、日本大学の研究グループと共同で、海流予測モデル「JCOPE2」によって計算した過去の海流推定結果である海洋再解析データを用いて、過去20年(1993年-2013年)にわたる海流変動は、日本付近に回遊してくるシラスウナギの数を継続的に減らすように働いていたことを示しました。詳しくは以下のプレスリリースをご参照ください。
2018/6/12追記
研究をわかりやすく解説した記事、話題の研究 謎解き解説「海流変動で、日本や台湾に流れ着くシラスウナギが減少」が掲載されました。
プレスリリース(日本語)過去20年の海流変動は日本にやってくるシラスウナギの数を減らしていた
論文:Potential impact of ocean circulation on the declining Japanese eel catches |
関連解説
- 2016/1/22号 「黒潮の変動がウナギに影響を与える?」
- 2017/8/2号 「黒潮の変動がウナギに影響を与える?(2)」
- APLコラム 「外国人研究者としてJAMSTECで働くということ」
論文の第一著者Yu-Lin Chang研究員によるコラムです。
メディア掲載
- 現代化学2018年9月号(東京化学同人)【あれ・これ】東京湾に現れたクジラと黒潮大蛇行
- 2018/6/27 産経新聞「海洋機構の黒潮研究 謎多き大蛇行の予測に成功」
- 2018/6/3 産経新聞「不漁が続くニホンウナギ 稚魚到来に風が影響、進む生態解明」
- 2018/4/20 科学技術振興機構サイエンスポータル「シラスウナギには、いま「逆風」が吹いているのかもしれない」
- 2018/4/16 日刊水産経済新聞「シラスウナギ海流変動で来遊減、海洋研究開発機構発表」
- 2018/4/12 oceanbites “The Declining Japanese Eel Population: Is Ocean Circulation to Blame?“