2016年8月27日から11月3日の予測(9月2日発表)

現在、黒潮は八丈島の北を流れる接岸流路です。黒潮が室戸岬・潮岬で接岸しています。房総半島で黒潮が接岸しています。黒潮流路は、しばらく接岸流路が続くでしょう。九州東に小蛇行が発生するかもしれません。

 

図1と図2はJCOPE2で計算した8月27日と9月2日の黒潮の状態です。黒潮は、八丈島の北を流れる接岸流路になっています。

黒潮は、四国・室戸岬と紀伊半島・潮岬で接岸しています(図1,2、接岸傾向y ※1)。四国・足摺岬ではやや離岸しています(図2, 離岸傾向z)。九州南東で離岸しています(図1,2)。

房総半島では、接岸傾向uために黒潮が岸に近づいています(図1,2)。

Fig1

図1: 8月27日の推測値。矢印は海面近くの流れ(メートル毎秒)、色は海面高度(メートル)。海面高度が低いところは海面水温が低いおおまかな関係があります。

Fig2

図2: 9月2日の予測値。

 

※1 接岸と離岸の傾向を上流から一連のアルファベットt,u,,で図示しています。赤字u,y,,が接岸傾向で、青字t,xが離岸傾向です。黒潮上に接岸・離岸傾向は交互にあらわれており、黒潮が波うっている様子をあらわしています。接岸・離岸傾向は黒潮の流れで下流に流されます。アルファベットは図1から図3まで共通で(前号とも共通です)、同じアルファベット、例えば離岸傾向xが、上流から下流に位置が動いていることをしめしています。


予測

図3と図4は9月12日と11月3日の予測です。

黒潮流路は、八丈島の北を流れる接岸流路が当分続くと予測しています(図3)。離岸傾向xがどの程度発達するかが、当面の注目ポイントです。東海沿岸では東から西に暖水が入りやすくなります。離岸傾向の接近にともない、黒潮が八丈島に近づく時期があります(図4)。

九州東部の離岸傾向が次第に大きくなり(図3)、小蛇行に発達する可能性があります。ただし、今までのところ発達を過大に予測する傾向があり(8月26日号検証参照)、注意が必要です。

図5は8月27日から11月3日までの予測をアニメーションにしたものです。

Fig3

図3: 9月12 日の予測値。

Fig4

図4: 11月3日の予測値。図3から個々の離岸・接岸傾向の追跡が難しいためアルファベットは略。

 


図5: 8月27日から11月3日までの予測のアニメーション。クリックして操作してください。途中で停止もできます。



JCOPE2Mは週2回の更新を行っています(解説参照)。JCOPE2Mの他の予測図についてはJCOPE のweb pageでご参照ください。図の見方は連載: JCOPE2解析・予測画像の見方で解説しています。