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21 Nov. 2015: Mirai

「みらい」はただいまスマトラ島の南西沖(だいたい4S, 101E)まで来ました。 いよいよ本格的な観測の開始です。

開始日時はキリのいい21日の世界標準時0時(日本時間9時)。

まず最初は、大気の状態(気温、湿度、風、気圧)を測る為のセンサーを風船 に付けて飛ばす「ラジオゾンデ」を放球。主担当のSさん(学生)、相当緊張して いたようですが、まずはきれいに放球出来(写真上)、上空までのデータが取れま した。

続いてCTD(写真下)。こちらは海洋の状態を測る為のセンサーを、ワイヤーで 海に徐々に沈めていき、海洋の鉛直構造を取得します。こちらの作業担当は、全 てこの道のプロである観測技術員や船員さんの為、手順は慣れたもの。とはいえ、 特に今航海初回ということもあり、緊張感が漂っていました。こちらも、問題な く深度1000mまでのデータ取得完了。

こんな観測を、徐々にスマトラ島に近づきながら行っていくことで、まずは、 スマトラ島の沿岸から沖合の海洋(や大気)の構造がどうなっているか、を調べま す。

この観測が終わったら、いよいよメインイベント「定点観測」の開始です。

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By MK