2022年10月27日
国立研究開発法人海洋研究開発機構
地球環境部門
令和5年度に海洋地球研究船「みらい」で実施する下記の研究航海を対象として、海洋研究開発機構以外の研究者等との意見交換及び情報収集を行い、航海もしくは航海後の研究推進において参加と協力を得ることにより、当該課題について補強や充実を図るために下記シンポジウムを開催します。
課題に関心をお持ちで、航海もしくは航海後の研究にご協力いただける方は、課題提案者まで問い合わせの上、下記必要書類を事前にお送りください。通常ですと対面式でシンポジウムを開催したいところですが、現況を鑑み、オンライン(Zoom)にて議論を行い、航海への乗船や航海後の研究の可否について議論したいと思います。
記
課題名: | 「海洋汚染物質の実態把握と海洋生態系への影響評価①」 地球環境変動の重要な指標とされる海洋プラスチックや海洋生物多様性の変動を把握するともに、人間活動が生態系へ与える影響の評価に資する知見を得る。特に、海洋環境変動から受ける影響に関して得られている情報が少ない深海生態系について、その充実のために環境DNA分析や現場観測等の調査を実施するとともに、環境データの統合的な分析・解析を行う。さらに、深海生態系や多様性に対する人間活動による影響の実態把握とその評価に資する知見を得るため、海洋プラスチックを対象とした新たな計測技術の開発やデータの拡充とともに、環境影響評価手法の最適化に取り組む。この調査航海の趣旨に合致し、また強化する提案を受け付ける。 |
使用船舶: | 海洋地球研究船「みらい」 |
主要海域: | 相模湾(初島沖、赤沢沖)、駿河湾(焼津沖)、伊豆小笠原海域(西七島海嶺、明神海丘、東青ヶ島熱水域ほか)、四国沖海域(四国海盆、九州パラオ海嶺) |
航海時期(予定):2023年4月中旬〜5月中旬(35日程度) | |
課題提案者および首席予定研究者: | |
地球環境部門海洋生物環境影響研究センター
矢吹 彬憲 |
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主要観測機器(予定): | |
1)CTD/ニスキン採水器、ニューストンネット | |
2)乱流計、現場濾過器、ベイトカメラ、ランダー |
課題名、乗船予定者/航海後の研究実施予定者名簿、課題概要、研究目的・内容、手法、観測機器等を簡潔にまとめた資料(pdf)をお送りください。
*学部生の乗船には、指導教官の乗船が必要となります。
fujikura(at)jamstec.go.jp、yabukia(at)jamstec.go.jp
※E-mailアドレスは、(at)を@に置き換えてください。
2022年11月28日(月)13:30〜17:00に、提案者と地球環境部門海洋生物環境影響研究センター関係者間でオンライン(Zoom)にて議論します。接続先はご連絡いただいた方に直接お知らせいたします。なお、航海もしくは航海後の研究を実施できるかどうかは、本航海の趣旨との合致、乗船定員枠の有無などを議論し決定いたします。
以上