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北極環境変動総合研究センター(IACE)

日比谷 紀之 アドバイザーが2025年度日本地球惑星科学連合フェローに選出

日比谷 紀之 地球環境部門 アドバイザー(東京大学名誉教授、東京海洋大学客員教授)が、千葉市の幕張メッセにて開催された日本惑星科学連合(Japan Geoscience Union: JpGU) 2025年大会において、JpGUフェローに選出されました。JpGUフェローは、地球惑星科学において顕著な功績を挙げ、あるいは日本の地球惑星科学の活動に卓越した貢献をされた方に対して、その功績を評価し、名誉あるフェローとして処遇するためJpGUから授与されるものです。
日比谷 アドバイザーは、長期気候変動に影響を及ぼす深層海洋大循環の解明に不可欠な深海乱流の物理機構の解明とその定量化を研究テーマとして長年研究に取り組むとともに、JpGUをはじめ多くの国際学会にて海洋乱流混合に関するセッションを主催するなど、国内外の深海乱流研究を牽引されてきました。現在は、国際海洋物理科学協会(International Association for the Physical Sciences of the Oceans: IAPSO)の Vice-Presidentとして、国際的な研究ネットワークの構築とその発展にも尽力されています。今回の受賞は、深海乱流研究の第一人者としての評価はもとより、このような国際的リーダーシップを発揮されてきたことも高く評価されたものです。

受賞理由:
深海における乱流ホットスポットの生成機構とそのグローバルな強度分布の解明に向けた理論・観測の融合アプローチによる革新的な貢献により

・日本地球惑星科学連合
https://www.jpgu.org/
・2025年度日本地球惑星科学連合フェロー
https://www.jpgu.org/jpgufellow/2025-toshiyuki-hibiya/
・受賞コメント
https://www.jpgu.org/meeting_j2025/ceremony.php

日比谷 アドバイザーとJpGU会長のウォリス・サイモン(Simon R. Wallis)教授