更新日:2023/03/22

JPCZナイト分科会in九州大学

概要

 九州大学で開催された中緯度大気海洋相互作用hotspot2研究集会に合わせて,ポスターセッション終了後にJPCZについてのナイト分科会を開催しました.分科会には20名以上の研究者・学生が集まり,盛んな議論が交わされました.

 分科会では,(1)これまで2冬季にわたって行われた日本海JPCZ観測(2022年1月・2023年1月)についてのまとめと観測関連研究の今後の進展について,(2)JPCZの分析方法について(データ分析・モデリング研究の方法など),(3)今後のJPCZ研究に向けて,の3つのテーマについて意見交換を行いました.今冬(2023年)に行われた日本海JPCZ観測について,西川はつみさんと学生から報告があり,観測データの見どころや利用などについて議論がなされました.JPCZの分析方法については,JPCZの定義(検出方法)やJPCZの研究に利用できるデータセットの状況などについて情報交換を行いました.最後に,今後のJPCZ研究については,短期的(1~2年先)と長期的(もっと将来的)な視点の両方から,どういった研究が可能か,あるいはなされるべきかについて議論が行われました.

 1日目の研究集会終了後の遅い時間(終了は20時近くとなりました)でしたが,参加者の皆様のおかげで大変充実した分科会となりました.今回も対面ならではの充実した議論・交流ができました.準備・運営に当たって下さった川村先生をはじめとする九州大学のLOCの皆様には改めて感謝申し上げます.

分科会の様子